深夜の宅急便

その日は晴れていて風は凪いでいた。

自分は思いっきり卑怯なやつだと思った一方で、自分を自分で励ましてるやつだった。

それでいいとかそれがよいとかそれはそれじゃなく、あなたはあなた。わたしはわたし。

なにに期待、なにを期待していたのだろう、なぜ期待したかったのだろう。

夜中にトイレで目覚めて、クレバとパンピーの記事読んで、山口さんの日記読んで、楽しみにしていたスマホで読めるものがなくなった。

そこにすべてはなかった。
わたしが期待していたもののかけらすらも、一瞬たりとて存在はしていなかった。

それでよかった。自分で意味を持たせられる。
それで悲しかった。そこに自分を創造できなくて。

だれかが、だれかに、自分の理想や未来を作ってもらおうとするのは、それが可能だとしても、やらん。絶対にやらん。わたしの夢はわたしのもの。

涙の線が顔に濃くなってきたとき、わたしは目をつむり、そのまま行ってしまう。

また戻ってきて、明日をつくる。
今をつなげて。

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